衝突被害軽減ブレーキをご存知でしょうか?
衝突被害軽減ブレーキとは、
・カメラやレーダーで先行車との距離を常に検出し、監視
・先行車や、前方の自転車や歩行者と追突の危険性が高まったら、警告音や警告灯で警告
・それでもブレーキ操作がなく、追突や衝突の可能性が高いとシステムに判断されたら、自動的にブレーキが作動
このように、衝突を避けるための機能が付いたブレーキです。
国が一定の性能を満たしていることを認定する<衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定制度>が2018年度から始まっていて、2021年11月から発売される国産車の新車には衝突被害軽減ブレーキの搭載が義務付けされています。
一定の性能とは、
①静止車両に対する試験
静止している前方車両に対して50km/hで接近した際に、衝突しないまたは衝突時の速度が20km/h以下となること
②走行車両に対する試験
20km/hで走行する前方車両に対して50km/hで接近した際に、衝突しないこと
③①および②において、衝突被害軽減ブレーキが作動する少なくとも0.8秒前に、運転者に衝突回避操作を促すための警報が作動すること。
です。
2019年4月23日現在、8社152型式の自動車について、その衝突被害軽減ブレーキが一定の性能を有していることを国土交通省が認定しています。
この、衝突被害軽減ブレーキは、各社で名称が違うのでご紹介しておきます。
<トヨタ> Toyota Safety Sense(プリクラッシュセーフティ)
<日産> エマージェンシーブレーキ
<ホンダ> 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
<マツダ> アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
<スバル> アイサイト(プリクラッシュブレーキ)
<三菱 > 衝突被害軽減ブレーキシステム(Forward Collision Mitigation System:FCM)
衝突時被害軽減ブレーキの性能はメーカー/・車種によって違いがあるので、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が試験による評価を公表しています。
2019年度予防安全性能評価・全16車種によるランキング(100点満点評価)は、
第1位・88.9点:RAV4(トヨタ)
第2位・88.7点:N-WGN/N-WGN カスタム(ホンダ)
第3位・88.5点:アコード(ホンダ)
第4位・87.5点:インサイト(ホンダ)
第5位・87.3点:UX(レクサス)
第6位・86.5点:デイズ/デイズ ハイウェイスター(日産)
eKワゴン/eKクロス(三菱)
第7位・85.9点:NX(レクサス)
第8位・85.7点:ロッキー(ダイハツ)
第8位・85.7点:Cクラス(メルセデス・ベンツ)
第8位・85.7点:ポロ(フォルクスワーゲン)
第11位・80.2点:タント/タントカスタム(ダイハツ)
第12位・77.9点:ミニ 3ドア/5ドア(ミニ)
です。
取り返しのつかない事故になる前に、これら日々進化している性能を取り入れておきたいですね。
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