<エンジンオイル、いつ交換しましたか?>
車の調子が悪くなってから「オイルを替えよう」と思う方も多いですが、実はそのタイミング、少し遅いかもしれません。
エンジンオイルは、車の“血液”とも言える大切な存在。
定期的な交換を怠ると、エンジン内部の摩耗や劣化が進み、最悪の場合エンジンが故障することもあります。
そしてもう一つのポイントが、「燃費」。
実はオイル交換をきちんと行うことで、燃費が良くなるというのをご存じですか?
今回は、エンジンオイルの役割と交換タイミング、そして燃費との関係について詳しく解説します。
<オイルの役割は“潤滑・冷却・清浄・密封”>
エンジンオイルの主な役割は4つ。
まず、金属同士の摩擦を減らす「潤滑」。
次に、燃焼で発生する熱を逃がす「冷却」。
さらに、汚れを取り込んでエンジン内部をきれいに保つ「清浄作用」。
そして、シリンダー内の隙間を埋めて圧縮を保つ「密封作用」。
この4つの働きがバランス良く機能してこそ、エンジンは本来の性能を発揮します。
しかし時間が経つと、オイルは熱や酸化によって劣化。
ドロドロになり、潤滑性能が低下していきます。
その結果、エンジンが余計な力を使って動くため、燃費が悪化してしまうのです。
<交換時期の目安は「距離」だけでなく「期間」も重要>
一般的に、ガソリン車では「走行距離5,000〜10,000km」または「半年に1回」が交換の目安とされています。
ただし、走行環境によって最適なタイミングは変わります。
たとえば、信号や渋滞の多い街乗り中心の方、短距離移動が多い方は、エンジンが十分に温まらずオイルの劣化が早まる傾向があります。
逆に、高速道路をよく走る方は比較的長持ちします。
また、あまり乗らない車でも注意が必要。
時間が経つとオイルは酸化し、潤滑性能が落ちてしまいます。
「走っていないから大丈夫」と放置せず、少なくとも年1回の交換をおすすめします。
<燃費アップのカギは“新鮮なオイル”>
劣化したオイルは粘りが強くなり、エンジン内部での抵抗が大きくなります。
これが“燃費悪化”の原因。
新しいオイルに交換することでエンジンが軽く回るようになり、燃焼効率もアップします。
実際、交換後にアクセルの踏み込みが軽くなったと感じる方も多いです。
さらに、最近では「省燃費オイル」も登場しています。
粘度が低く、エンジンの摩擦を最小限に抑える設計で、特にハイブリッド車や軽自動車におすすめです。
ただし、車種によって適したオイルは異なるため、整備工場で相談しながら選ぶのが安心です。
<フィルター交換も忘れずに!>
オイル交換の際には、同時に「オイルフィルター(エレメント)」の交換も大切です。
フィルターはオイル中の汚れを取り除く役割がありますが、詰まってくると逆効果。
汚れたオイルがエンジンに回ってしまうため、フィルターもオイル2回交換に1回の目安で取り替えましょう。
<DIYよりもプロに任せる理由>
オイル交換は自分でもできそうに見えますが、実際は意外と手間がかかります。
車種によってオイル量や種類が違い、古いオイルの処理にも注意が必要です。
整備工場なら、交換だけでなく下回り点検や漏れチェックも同時に実施できるため、安心感が違います。
ロータス京都の整備工場では、メーカー推奨オイルや高性能オイルなど、車種・走行距離に合わせた最適な提案が可能です。
<まとめ:定期交換が“愛車長持ち”と“節約”のカギ>
オイル交換を定期的に行うことで、燃費の改善だけでなく、エンジンの寿命を延ばすことにもつながります。
「前回いつ替えたかな?」と思ったら、まずは点検からでもOK。
車にとっての健康診断のようなものです。
秋のドライブシーズン前に、ぜひ一度オイルの状態をチェックしてみてください。
ロータス京都では、お客様一人ひとりのカーライフに合わせたメンテナンスをサポートしています。
ロータス京都は、新車・中古車・マイカーリースの販売や買取、整備工場が集まったグループです。
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