
みなさん、こんにちは。 ロータス京都のスタッフです。
年末年始の寒波到来、ニュースでも雪の予報が出るようになりましたね。 「京都市内だから雪は積もらないだろう」と油断していませんか? 京都は南北に長く、市内中心部では雨でも、北区や左京区の山間部に行くと突然雪景色、なんてことがよくあります。 また、雪が積もっていなくても、早朝の路面凍結は日常茶飯事です。
慣れない雪道や凍結路面での運転は、誰でも怖いものです。 いざという時にパニックにならないよう、京都のドライバーが知っておくべき「雪道運転の基本操作」をおさらいしておきましょう。
<合言葉は「急」のつく操作禁止>
雪道運転の鉄則、それは「急」のつく操作を絶対にしないことです。 「急発進」「急ブレーキ」「急ハンドル」。 この3つの「急」は、タイヤのグリップ力を失わせ、スリップ事故の最大の原因になります。
アクセルとブレーキは、普段の半分くらいの力加減で、じわりじわりと踏むイメージを持ってください。 足の裏に卵があって、それを割らないように踏むような感覚です。 ハンドル操作も同様です。 ガバッと切ると車は曲がらずにそのまま滑っていきます。 ゆっくり、丁寧に操作することで、タイヤが路面を捉え続けてくれます。
<ブレーキだけに頼らない>
雪道や凍結路面では、ブレーキを踏んでもすぐには止まりません。 特に怖いのが、下り坂や交差点の手前です。 ここで重要なのが「エンジンブレーキ」の活用です。
フットブレーキだけで減速しようとすると、タイヤがロックして滑り出すリスクが高まります。 早めにアクセルを離し、ギアを「D」から「S」や「B」、あるいは「2」などの低いギアに落として、エンジンの抵抗で自然にスピードを落としましょう。 十分に速度が落ちてから、優しくフットブレーキを踏んで停止位置に合わせるのがコツです。
<京都特有の「ブラックアイスバーン」に注意>
京都の冬道で、雪以上に恐ろしいのが「ブラックアイスバーン」です。 一見するとただ濡れている黒いアスファルトに見えるのに、実は表面が薄く凍りついている状態のことです。
特に注意が必要なのが「橋の上」です。 京都には鴨川や桂川にかかる橋がたくさんありますが、橋の上は地熱がないため、風で冷やされて非常に凍りやすいのです。 また、トンネルの出入り口や、ビルの日陰なども要注意スポットです。 「濡れているな」と思ったら「凍っているかもしれない」と疑って、速度を落とすのが賢明なドライバーです。
<車間距離はいつもの2倍以上>
どれだけ慎重に運転していても、滑る時は滑ります。 その時のために必要なのが、十分な「車間距離」です。 雪道では制動距離(ブレーキが効き始めてから止まるまでの距離)が、乾燥した道路の何倍にも伸びます。 普段の感覚で「これくらい空いていれば大丈夫」と思っている距離の、さらに2倍、いや3倍空けておくくらいでちょうど良いです。 前の車が急にスピンすることもあります。 距離さえあれば、落ち着いて回避行動をとる余裕が生まれます。
<不安なら「乗らない」勇気も>
最後に、究極の安全策をお伝えします。 それは「危ないと思ったら乗らない」ことです。 ノーマルタイヤのまま雪道に出るのは自殺行為ですし、スタッドレスを履いていても、視界が悪すぎる時や路面状況が極端に悪い時は、運転を控えるのも立派な危機管理です。
もしどうしても運転が必要な場合で、タイヤの状態などに不安があれば、出発前にロータス京都へご相談ください。 スタッドレスタイヤへの履き替えや点検など、皆様の冬の安全を全力でサポートいたします。 焦らず、ゆっくり、安全運転で、京都の冬を乗り切りましょう。
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