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【母の反対と父のプライド】高齢での「新車購入」がハードル高い理由とは?

前回は、80歳になった私の父が「免許返納」を口にした時の、私自身の戸惑いについてお話ししました。 「まだ元気なのに、楽しみを奪いたくない」 「でも、古い車のまま運転させるのは怖い」

そんな板挟みの中で、私が思いついたのが「最新の安全装備がついた車(サポカー)への乗り換え」という提案でした。 しかし、この提案は、家族会議で思わぬ「待った」がかかることになります。 立ちはだかったのは、我が家の財務大臣である母でした。

<母の言い分「今さら新車なんて」>

私が「お父さん、自動ブレーキがついた新しい車にしたら?」と提案した時、母の反応は即座に「NO」でした。

「あんた何言うてんの。お父さんもう80歳え?」

「今から高い新車を買って、あと何年乗るの? 1年? 2年?」

「もし来年、体を壊して乗れなくなったら、何百万円もドブに捨てるようなもんやないの」

母の言葉は、きついようでいて、非常に現実的でした。

年金暮らしの両親にとって、貯蓄はいざという時の医療費や介護費のための「命綱」です。

いつまで乗れるか分からない車という資産に、大金を投じることへの抵抗感。

これは、決して母がケチだからではなく、将来への不安があるからこその正常な判断です。

<父のプライドと沈黙>

一方、自動車メーカーに勤め上げ、車への愛着が人一倍強い父は、母の言葉に黙り込んでしまいました。

父もプロですから、今の愛車(10年以上前のモデル)の安全性能が低いことは百も承知です。

しかし、だからといって「じゃあ、安い中古の軽自動車でいいか」とは割り切れないプライドもあります。

「人生最後の車になるかもしれないのに、ボロボロの車には乗りたくない」

「かといって、妻が心配する老後の資金を食いつぶしてまで、高級な新車を欲しがるわけにはいかない」

父の沈黙からは、そんな葛藤が痛いほど伝わってきました。

安全は欲しい。でも、それを手に入れるための「コスト」と「残り時間」のバランスが、80歳という年齢ではどうしても合わないのです。

 

<高齢ドライバーが陥る「安全の空白」>

これは私の家だけの問題ではないと思います。

「危ないから安全な車に乗りたい」と一番思っているのは、実は高齢ドライバー本人です。 自分の衰えを自覚しているからこそ、機械に助けてほしい。

 

しかし、

「あと数年しか乗らないから、もったいない」

 ↓

「今の古い車(安全装備なし)を我慢して乗り続ける」

 ↓

「ヒヤリハットや事故が起きる」

 

という悪循環、いわば「安全の空白」が多くの家庭で起きています。 「新車を買う」という選択肢だけでは、このジレンマはどうしても解消できません。 ここで会話は平行線をたどり、家族会議は重い空気に包まれてしまいました。

 

<「所有」しなければいいのでは?>

「安全はお金がかかる。でも、大金は払えない」 この矛盾を解決する方法はないのか。 私が仕事柄、日々お客様と接する中で見つけたヒントが、ここにありました。

母が嫌がっているのは「大金を払って、資産として車を持つこと(そしてそれが無駄になるリスク)」です。 父が求めているのは「安全な車に乗ること」です。

もし、数百万円を支払わずに、必要な期間だけ最新の車に乗れる方法があったら? 次回は、この重苦しい家族会議の空気を変えた「車の機能」と「新しい乗り方」についてお話ししたいと思います。 決して諦める必要はありません。解決の糸口は必ずあります。

ロータス京都は、新車・中古車・マイカーリースの販売や買取、整備工場が集まったグループです。

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