ドライバーにとって、後部座席の人がシートベルトをしているかどうかいつも気にかけるのはストレスになっていませんか?
シートベルトの着用を渋る理由は
1位 装着しにくい 45.7%
2位 窮屈に感じる 44.2%
3位 装着が面倒 38.6%
だそうです。
(JAFによる「後席シートベルトに関するアンケート調査 2016年」)
これらの理由を克服できれば、積極的にシートベルトを着用してくれる可能性が高くなります。
ひとつづつ対策を検討していきましょう。
まず、シートベルトがスムーズに着用できない理由に、シートベルトのバックルの差込口が混同してしまう点があります。
中央石のシートベルトのバックル(差込口)に左右先の金具を差し込もうと頑張る人がいます。
まず、中央席と左右席の金具は形状が違うのですが、見比べないとわからないくらい似ていて、一目では見分けられません。
中央席のバックル(差込口)には、「CENTER」という表記がありますが、そのことを知っている人は少なく、車内が暗くなると見て確かめることができません。
自分の席のシートベルトをどのバックル(差込口)に指せばよいか、一目で見分ける方法をご紹介しましょう。
中央席のシートベルトの金具とバックル(差込口)にわかりやすいシールを貼ってみるのはいかがでしょうか?
お子様のお気に入りのシールなら、子どもたちが喜んで着用してくれそうだし、大人しか座らないようでしたら、お気に入りのマスキングテープでぐるりと巻き包んでもよさそうです。
バックル(差込口)がシートの中に埋もれているようなら、リストバンドをはめておくとシートから自立し目立つことで、着用しやすくなります。
シートベルトが窮屈だと感じてしまう人は、シートベルトの装着方法が、正しくないのかもしれません。
正しい装着方法を確認していくと、肩ベルトは鎖骨の中央から肋骨・胸骨を通るように着用します。
首にかかってはいけません。
腰ベルトは、左右の骨盤を押さえるように着用します。
おなかを通ると、衝突の際に内臓を損傷する危険性があります。
ヘッドレストの調節も忘れず調節しましょう。
衝突の際に首の衝撃を抑えるヘッドレストも正しい位置に合わせておかないと、その効果がありません。
目と耳の延長線に、ヘッドレストの中心を合わせます。
座る人が変わるたびに調節するのは大変ですが、安全のためですので、出発前にドライバーが声をかけて安心してドライブできるように習慣化しておきましょう。
ロータス京都では、ドライバーの安心と安全のお手伝いをしています。
(参照 JAFシートベルト・超簡単着用術 https://jaf.or.jp/common/safety-drive/protect-life/rearseat/correctwear)