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電気自動車って、災害時に電源として使える?

 

災害のニュースが絶えない昨今、停電時に電気自動車の電気が使えることを知っておくと心強いかもしれません。

 

インバータ(直流を交流に変換するための電源装置)を使わなくても、家庭用のAC100V電源を取り出せる車が増えてきました。

 

電気自動車には、2タイプあります。

<EV車>

バッテリーの電力だけで動く電気自動車。

自宅や充電スタンドでバッテリーに充電をします。

エンジンを使用しないので、走行中に二酸化炭素を排出しません。

エコカーの中でもトップクラスの環境性能です。

夜間電力を上手に使用することで、ガソリン車よりもランニングコストを低減できる場合があります。

 

<HV>

日本で最も普及しているエコカー、ハイブリッド車です。

エンジンとモーター、2つの動力を搭載し、効率的に使い分けることで低燃費を実現します。

 

<PHV>

プラグイン・ハイブリッド車

大容量のバッテリーを搭載し、外部からの充電も可能としたハイブリッド車です。

HVのモーターを動かすバッテリーは自由に充電することができないのですが、PHVは自宅などで好きな時に充電ができます。

HVとEVのいいとこ取りタイプです。

 

これらの車と、一般車のバッテリーで家電製品が使えるかJAFが実験していたのでご紹介したいと思います。

(参照:https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/disaster/power-supply

 

※EV、HV、PHVには1,500Wまでの電気製品が使えるACコンセントが装備されているのですが、一般的なガソリン車には大容量バッテリーとACコンセントが装備されていないため、車のDC電源をAC電源に変換するインバーター(定格出力1,000W)をバッテリーに直接つないで検証しされています。

 

①スマホの充電器(5W)

②電気毛布(800W)

③ライト(100W)

④電気ストーブ(400W・800W)

⑤電気ポット(430W)

⑥電気ポット(1,250W)

⑦ホットプレート(1,350W)

 

EV、HV、PHVならば、最も消費電力の高いホットプレートまで使用できたそうです。

一般的なガソリン車は、インバータの容量次第となりますが、そもそものバッテリーの容量が小さいため、④デンキストーブ以降は短時間でバッテリーが上がってしまう可能性があり、1000Wを超える⑥⑦はインバータの定格出力を超えるため実験は実施されませんでした。

 

おすすめの車種は、

・三菱自動車「アウトランダーPHEV」

 三菱自動車による試算によると、一般家庭で使う電力を最大10日分供給できるそうです。

・三菱自動車「i-MiEV」

 EV車(電気自動車)ですが、こちらは一般家庭の約1日分の電力消費量(約10kWh)を利用できるそうです。

 非常時や屋外で電源として活用することができます。

 

・トヨタ「プリウスPHV」

 バッテリーからのみ給電するモードと、バッテリーを使い切ったらエンジンを始動して給電を続けるモードがあります。

 後者の場合、ガソリン満タンで約2日程度の電力を供給できるそうです。

 

・トヨタ「ヤリス」

 ハイブリッド車ですが、フル充電の状態から1500Wで2〜3時間は使い続けることができるそうです。

メーカーオプションでAC100Vコンセントの差込口を取り付けることができます。

 

・トヨタ「カローラツーリング」

 非常時給電システムに対応しています。

 スマホの非接触充電機能も備えています。

 

非常時給電システムー災害などによる非常時に電力が必要な時に、車両の走行機能を停止した状態で給電ができます。

 

その他、おすすめの車種が沢山ありますので、ご興味をお持ちいただいたようでしたら、お近くのロータス京都加盟店にご相談ください。

 

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